物件の説明書である「重要事項説明書」と契約を証明する「賃貸借契約書」

日本で部屋を借りる時、大きく分けて2つの書類を取り交わすことになります。

それが「重要事項説明書」と「賃貸借契約書」です。

それぞれ書類の存在意義や記載内容について、違いを見ていきましょう。

重要事項説明書は不動産会社が借主に対して、物件や条件などに関する重要事項を説明する際に交付する書面の事を指します。

入居者が安心して生活するために、重要なポイントをまとめた書類です。

重要事項説明書の交付は、資格を持った宅地建物取引業者(不動産会社)が必ず行います。

続いて、賃貸借契約書についてです。

こちらは、貸主と借主との間のルールを記載した契約書です。

記載事項は契約期間や支払い方法、保証会社の情報などが記載されています。

また、物件の設備や管理会社の情報など、重要事項説明書と内容が重複している項目もあります。

もし二つの書類で相違があった場合は賃貸借契約書の内容が優先されます。念のため、貸主や管理会社に確認することをおすすめします。

重要事項説明を聞いて問題ないか判断してから、賃貸借契約書に署名を行いましょう。

賃貸借契約書にサインをすることで、お互いの契約が成立します。

後からトラブルに発展しないように、サインをする前にこの書類はしっかりと読んでおきましょう。